英会話 ティーチングの メソッドとデザイン
"翻訳・通訳の視点から、英語と日本語の差異を体系だて、英語という音声情報を、感覚で操作するための領域を広げること。"
学校の英語授業のカリキュラムは、統語論・形態論を主軸に、英語センテンスの 構造を 解明することに 主題を置いています。 そして 単語を組み合わせて句や文を作るときの結びつき方に関する知識を習得すると 英語が話せるようになる と考えていますが、日本人の英語に対する苦手意識は 大きくなるばかりです。 そして 学校とは異なる 学習プロセスを辿ることが "実用的な英会話" の習得には必要であると 多くの学習者の方が 気づき始めています。
私たちは その主軸を 英文法の大切さを理解しながらも 意味論 - 語用論 - 修辞法 に視点をシフトし 統合することにより、より伝わる英語が話せるようになると考えて、指導プログラムを デザインしています。
日本人に合わせたプログラムが必要
日本人には、日本人に合った、英語習得法が不可欠であると思います。 言語感覚の違い、和文英訳的な発想、帰納法的な展開、等時間隔の発話リズム (日本語特有の 🔗 モーラ拍リズム)。 日本人に共通する 4つの課題に意を配し、英語力を根幹から整える。 この MyPace English の基本的な考え方は、日本語と 英語の 🔗 言語間距離 (Linguistic Distance) について 深く考えることから スタートしています。
1 日本語の発音(Syllabic)に、英語の音 (Alphabetic) とリズムを取り入れる; 日本語のモーラ拍リズムを生理的に内在化させた 日本人は、聴覚で受容した 英語の音をどう認知しているのだろうか?
2 感覚・発想・展開 - 日本語と英語の違いに注目し、補完する; 日本とは異なる 西洋圏の哲学や、宗教は 言語操作にどのような影響を与えるのだろうか? 3 日本の英語教育から生じる偏りに留意し、新しい英語操作力に生まれ変わる; エラー生起率を下げることを 学習の目的とする 減点主義の日本の教育が、日本人の 英語操作能力にどのような影響をもたらすのか?これらを実践するためのヒントとなる英語情報を集積し、導入することで 英会話レッスンの密度を高められるはず。 こうした発想から、翻訳用に構築した 英語データベースを、発展させてきました。
翻訳・通訳の視点から、より実践的なレッスンを
翻訳・通訳者が選りすぐる15,000を超える英語情報、イディオム、発音記号をデータ化。 毎週のレッスンに合わせ、講師と共有する、日本で初めての方法を取り入れました。 その効果は、多面的に表れています。
キッズ英会話では、単語の発音をデータ化し、🔗 音素ごとにグルーピング。 子供たちが英語の音の法則(音素・韻律と 音節の仕組み)に、耳で気づくことに役立てています。
成人英会話では、関連するフレーズや語いを、記憶に残りやすい形で、* セグメント化。 英語的な発想と、そうでないものを区別する力 - 英語感性 - に自然と磨きがかかります。 講師ひとりの記憶や、数冊の本では収まらない量の情報を体系化し、講師と共有する。 成果が体感できる個人レッスン。 その裏側に、理にかなうシナリオが施されています。
*: 言語学、認知心理学上の プロトタイプ理論 を参考に、日本人に合った 単語記憶法を編み出すことが 講師たちの大きな目的です。
MyPace English では、認知言語学のスキーマを活かした効果的な英語の学習方法を提案するために、単語やイデオムをデータベース化しています。 英単語を丸暗記で覚えるのでなく、構造化された知識の枠組みに 落とし込むには どうしたらよいのだろうか? その問いを追求するために 寄せ集めた 英語フレーズを、一部公開しています。 ぜひ 英語学習にお役立てください。