Voice - 🔗英語が話せるようになった人たちの声 - 星 和志さま （東京都 港区）

『同じインプットであっても、英語の リーディングに関しては、継続的に単語の暗記を行うことでと、文章にある 未知の単語が減少し、読みの流暢性が高まることを 実感することができます。　ただ リスニングに関しては、苦手意識が強く、学習時間や 回数を増やしても、比例して成果が表れることもありません。　リスニング演習では、英語の音素や、音節を認知しながら、小さい単位の意味を理解しながら、全体の把握へと向かう、ボトムアップ方式の 聞き取りを行っていますが、 英単語を構成する１つ１つの音素の 音知識が定着していないため、音節を正確に聞き取れず、異なる単語に聞き間違えてしまう傾向があります。　また 単語単位ではなく チャンク（意味のかたまり）が一語のように聞こえるため、音節区切りができず、１回聞いただけでは、意味が理解できないのです。　英語は 子音＋母音＋子音 (CVC) の 閉音節中心の言語のため、その独特なリズムを 自分で再現することができない。　その抑揚に 慣れてないと、記憶に 聞いた音が 全く残らない時もあります。　まずは 英語を聞き取れない理由 を理解して、自分にあったリスニング法を 発見し、聴解力を伸ばしていきたい。』 と星さんは リスニング学習の難しさを語ります。

□ 聞き取れない理由を考える □

これに対し 担当の講師は 『英文を文字化し、読めば簡単に理解できる内容が、音声となると 聞き取れないということは、英語の正しい音素や 音節の音色が、長期記憶に保存されていないことを 意味します。　そして、日本語の似ている音を、聞こえてくる英語に 代用している箇所が多いのです。　例） 英語の R の音素を、日本語の L で代用する。　そのため、自分の頭の中にある 単語の綴りと、実際に聞いた音の間に、ギャップが生じ、聞いた音を判定出来ない箇所が多くあるのです。　まず、記憶している、音素や 音節の音が、英語の正しい音であるかを確認する。　そして 単語の綴りから、正しい音が推測できているかを 確認するための 音声符号化を行う。　そして、音節、単語、センテンスと 小さな単位から より大きな範囲に広げて 意味理解につなげる、ボトムアップ方式の リスニング処理練習を、ていねいに行う 必要があると思います。』/

『また、"正しく発音できる文字は、必ず聞き取ることができる" という 言語学上の仮説があります。　つまり、自身の英語発音の正確性を上げることで、リスニング上の問題の 多くは、解決に向かうのです。　ですから、授業で 発音の最適化のメニューを加えましょう。　まず、英語の母音は 10個以上あり、それぞれ 音素の持続時間の 長短が異なるのですが、星さんは 日本語の５つの母音（あ、い、う、え、お）で、代用しています。　この段階で 英語の音節構造では許容されない構造が生まれている。　具体的に言うと、母音の発話の長さが均等で、日本語特有の 子音と母音をセットにし１拍として捉える、モーラ拍リズムの 影響が強く伺えるのです。』と説明し、演習へと移行しました。

□ 音声学・音韻論に沿った 発音改善法を取り入れる □

『現在のカタカナ風の発音を改善するためには、強勢のある音節と、無い音節が、交互に現われる　英語特有の 強勢拍リズムを 内在化させることが重要です。 　まず、強勢のある音節は、単語内の他の音節より強く発音され、音が伸びる感覚をマスターしましょう。』と説明。　星さんの英会話 個人レッスンでは；

(1) 音声的アプローチ： 強勢のある単母音の発音法を学び、口の開き方や 音の響き具合を確認する。　特に A (hat) と U (hut) など 日本語にない発音区別に留意し、母音の長さを意識します。　そして、実際の音が呈示された際、母音の音を手がかりに、適切に音節の長さを知覚できるようになると、リスニング力は向上します。

(2) 韻律的アプローチ： 弱音節にある、弱く短い 曖昧母音の発話法を学び、強弱アクセントを体得する。　そして 日本語のピッチアクセント（高低アクセント）との違いを聴覚で識別します。

(3) センテンスにかかる イントネーションの意味を、言語情報を補うパラ言語（近言語）として解釈する；　日本語は平坦で抑揚がないため、英語のイントネーションの規則を知ることも、発音改善に繋がります。　例） 話すスピードが速くなればなるほど、アクセントは降格するため、意図的にゆっくり話し、アクセントの強さを誇張する。

この３点を 基本ルールに 英語テキストの暗唱から始め、少しずつ 発話速度を上げ 英語発音の土台を固めていきました。　『日本人にとって 音素の概念の理解は難しいですが、これが分かった時、自分が 不要な母音を挿入していたため カタカナ風の発音が生じていたと理解できました。　母音の副音として 小さな "ツ" を入れる 促音挿入や、こもったような暗い音声の ダーク・エル (dark L) を明るい音(light L)で発音するなど、日本語の韻律的母語干渉を、発見することが発音の最適化につながります。』と感想を述べる 星さん。　英語音声の知識と 修正法を学び 上達への道を前進中です。

子供たちの 英会話 個人レッスンを拝見していると 反復演習を繰り返す集中力や、間違えても気にせず 正解を追求する探求心の高さ など 数値化できない 行動に関わる 非認知能力を発見する機会が多くあります。　そして 先生との協働作業を通し 正当な評価を受け 自尊心を高めながら、 "自分には この課題を達成できる" という　自己効力感を得た時、英語操作力が 飛躍的に向上するのです。

絵美ちゃんの場合は、途切れることのない 集中力と、抜群のリズム感 - どちらも ピアノ演奏練習から得た 能力を 英会話学習に 転用スキルとして 取り入れているようです。　担当の先生は 『幼少の頃から鍵盤楽器に 慣れ親しんでいる 絵美ちゃんは 英語の音声を形成する仕組みと、発話において現れる韻律的要素を 同時に理解する 素晴らしい 聴覚能力を 持っています。　英語のリズムと 音楽の相関性に関しては、多くの大学で 研究が進む分野ですが、聴覚を司る 脳の側頭葉の 発達期に音楽訓練た子供は、英語の音声の 波形の高い部分である ピッチの音を鋭敏に識別できると言われます。　英語特有の 強勢拍リズム - 音節の 高低、強弱、長短を 柔軟に受け止める　絵美ちゃんのリズム的スキルは 英語学習の多領域で 活躍しています。』

『英語と日本語の韻律を比較した場合、一番大切な点は "英語は強弱声調で、日本語は高低声調である" ことですが、このリズムの違いを知覚し、 自覚的に 英語の韻律を取り入れることができる 日本人は少ないのが実情です。 韻律（言葉のリズム） は生理的なものであり、無意識に身についているため、言語習得において　最も母語干渉が現れやすい要素である。　そのため、強弱と 高低を混同してしまい、英語の発音に 無意識のうちに高低を取り入れて、カタカナ発音を より 頑健なものにしがちです。 これに対し 絵美ちゃんは、音節の時間次元は 音素の長短によるもので、次に 音色次元が来て 音節が生まれることを、感覚的に知っているのだと思います。 そのため 日本人 英語学習者の弱点である、単語尾の子音と 次に来る母音が連結する リエゾンや、隣り合う音に影響を受けて 異なる音に変わる 同化 などの音声変化も、忠実に発話再現しています。』

『英単語を一つの音として 認識するのでなく、強音節の前後に 弱音節を配した チャンク（集合体）と捉える習慣を持った時、"英語発話では、音素単音より 韻律の方が重要" ということが理解できるようになるのですが、絵美ちゃんの発音力は、その域に達しているのだと 思います。』　と評価します。　大人たちが 予期しない場面で、異なる学習から得た 転用スキルを発揮する キッズ英会話 個人レッスン。　集中と拡散の連続性は、子供たちの潜在的な 知的感性を鼓舞します。

Voice: - 🔗中学生 - 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『海外留学生向けの 英語チャットに参加して、世界中の学生たちと 情報を交換しています。　チャットの書き込みは 口語的でカジュアルな表現が多いのですが、込み入った内容の 書き込みでは、段落ごとの意味を整理しながら 全体の流れを意識する パラグラフ・ライティングの技術を用いると、複雑な内容でも 相手に理解されやすい上、英作文力も向上します。　また、そのチャット・サイトでは、学校勤務者の 書き込みも多いので、アカデミックな単語から、キャンパスで流行中の カレッジ・スラング まで、幅広い語彙を 習得することができる、貴重な情報源です。』 と語る里奈さんは 中学校で履修する 英語と、北米の英語の間に 境界線を設けず　３年後に参加を予定している 夏季 海外語学研修 の際 役立ちそうな 英語情報を 全て 知識として吸収する 内発的動機づけの高い 女の子です。

英会話 個人レッスンの日には アメリカ・ヒットチャートソングの 歌詞カードから 聞き取れない箇所の 発音の仕組みや、ブラック・ミュージック特有の ライム（rhyme / 韻）の踏み方など 質問をたくさん用意して 先生の来訪を 待ち望みます。 『英語の音楽には、音節の区切りを意識したリズムが多いので、それらを聴いて たくさんのパターンを 知ることが 英語韻律習得の 近道だと思います。　英語の歌詞は 単語ごとに発音してると追い付かないため、伸びる音節と 縮む音節を見極めること。　そして、英語の韻律の法則のとおりにリズムが取れるようになれば、英語の発音を刷新できるものと、期待しています。』と 里奈さんは言います。

担当の先生は 『英語を "世界中の人たちと 交信するための手段" として捉える 里奈さんは、英語学習を 単に学校の１教科として捉え、良い学業成績を収めることを目標とする 道具的志向は 希薄です。　自らの好奇心に駆動された 自発的な学習スタイルを追求し、その興味は 英語母語話者の 思考法や、文化的背景にまで 及んでいます。　また 身近にある英語媒体を 用い、自分の目的に合った 学習方法を編み出しながら、日々の学習ルーティーンを設定し、到達へと向かう 独自性の高い学習法から 知識を得ている点も 大きな特徴です。　この 学習方法をデザインする力が 探究学習へと昇華し、英会話や 英作文のように 自由度の高い アウトプット演習の 応用分野で 成果を出しています。』と評価します。

『英会話の演習で 一番困ることは 知っている英単語の数が少なく、自分の気持ちを 英語で表現しきれない事です。　中学校で習う単語 2,500語では少ないので、英検２級の合格を目標に、出題範囲に指定される 4,500語を 暗記したいと思います。　中学生のうちに英検２級を取得することは、容易ではないと 思いますが、過去問題集を購入したので、まず 頻出単語から覚えていきたいと思います。』と語る 里奈さん - 中学校での英語の成績も もちろん良好です。

Q. ７才の小学生の娘と、同級生のお友達２名で 英会話を習うことは出来ますか？　２人とも英語は初めてです。　受講場所は 大岡山駅から徒歩５分で 清水窪小学校の近くです。

A. はい。　毎週 同じ 大岡山のご自宅で 英会話 個人レッスンを催行するのであれば、お友達と２名様の授業 手配できます。