Voice - 🔗ビジネス英会話- 黒木 千絵様 （東京都 世田谷区)-

ロサンゼルスや、デンバーなど アメリカの大都市への出張と、英語でのプレゼンテーションの機会の多い 黒木さん。　英会話 個人レッスンでは、商談の際 使用する 語彙の見直しや、プレゼン後半の 質疑応答のリハーサルを行いながら 次の出張に備えます。

□ ビジネス英会話に適した 語彙方略を取り入れる □

『英単語の習得に関しては、学生時代から ずっと 英単語の綴りと 和訳文を照合する 対連合学習で 語彙の幅を広げてきました。 この 日本語訳を英単語に当てはめて、意味記憶（丸暗記）する方法は、出題範囲が明確に決まっている 学校の英語試験対策では、最も有効な勉強法であると思います。 ただ 実践的な英会話では、１単語１訳 で 暗記し、日本語を中心に 英単語の意味を理解すると、英語操作力の柔軟性を損ねることにつながります。　例 "Frequency = 頻度" と１語１義で記憶すると、"電車の本数" を英訳する時に "Frequency of Trains" が 思いつかない。　また　単語の意味内容を誤って理解していることに 気づかない可能性もあります。　例） Refuse - Deny - Disavow - Disallow など すべて "否定する" の意味で覚えているため、状況に応じて使い分けることができない。　そのため、"否定する" と言いたい時は "Reject - Turn Down" など 使いやすい単語だけを 使用する傾向にあります。　その結果 意味を知っている 受信語彙だけが増え、実際に使える 発信語彙が増えないのです。　そして この暗記法を続けると、実際に英語を話す場面で、長期記憶に 貯蔵している知識から、使用する適切な単語を 素早く想起して、選択することができず、文章の組み立てに時間がかかります。　語彙を記憶に定着させて、より頻繁に活用するためには、単語に対する 親密度（単語に対する馴染度）を上げる 必要があると 考えます。』と、黒木さんは 語彙学習上の課題を述べています。

これに対し 担当の先生は 『実践的な 🔗ビジネス英会話 では、単語の暗記量（語彙サイズ）を増やすだけでなく、単語の 意味の本質（語彙の深さ） を考える必要があります。　英語学習で獲得した 単語の知識は "意味記憶" の集合体で、結晶性知能 にあたります。 ただ 自分の意見や 考えを 瞬時に伝える 英会話の操作能力は 運用力　=流動性知能であり、発話の際 使う知識は 動作や作業に関わる "手続き記憶" です。　英語学習で 得た　単語（意味記憶） は、英会話運用知識である "手続き記憶" と 情報フォーマットが異なるため、そのまま会話で使用することができないのです。　自律的なインプット（暗記）で得た 新しい単語を、既知の単語群を用いた アウトプット活動を 繰り返し行うことにより、強く結びつけ、機能を強化して 語彙ネットワークに組み込むことによって、初めて英会話で 使い回せる "手続き記憶" に変換されるのです。　このように 単語をグループ化して 整理しておくことで、記憶の再生が容易になる上、連想して 関連語も 一気にたくさん想起できるので、発話の速度と 正確さが向上するのです。　そして 単語ネットワークの 重要性を理解したら、次は 英会話での 語彙運用法について考えてみましょう。』と 告げ、具体的な単語活用法を説明しました。

□ 流暢性を優先した 認知文法を 英会話に取り入れる □

『英会話での言語運用では、右脳を使って単語や 構文をイメージとして捉え、潜在意識を使って文法を感覚的に操作する 認知文法を用いることにより、ハイスピードで 言語を処理することができます。　そして この高度な認知的活動 を担うのは、短期記憶を保持する　ワーキングメモリですが、その容量（認知資源）には制限があります。　複雑な構文や 難解な単語を並べると その容量は急速に低下するため、英会話の際は シンプルな文法や 馴染みの深い単語を使うことによって 容量を節約します。　基本単語を 使い回し、ワーキングメモリの容量をセーブしながら、情報を素早く、大量に処理する 流暢性を高めることを目標に、新しい発話スタイルを確立しましょう。』と説明し、発話演習へと移行しました。

黒木さんの アウトプット・プラクティスでは 下記の３点に注意し 発話を繰り返してもらいました：

1) 基本動詞の多義性を意識する： Make- Take - Bring など 基本動詞ほど多義性が高く、用法も多い上、使用頻度も高い。　各動詞の 理解しやすい中心義を コアイメージとして捉え、その多様な派生義を 中心義のイメージと照らし合わせ、語彙内のネットワークを 構築します。　また 基本動詞と 前置詞をセットにした 句動詞を ネットワークに加えることによって、口語的なカジュアルさを演出することができます。

2) センテンスを 接続詞でつなぐ： 　複雑な構文は用いずに、簡単なセンテンスを中心を使用する。　そして And や But などの等位接続詞や Whethe や If などの 従属接続詞を使用して、文章を分かりやすく 自然に連結していきます。　また 自分の感情や、姿勢は、対話者に意味解釈の仕方を合図する 談話標識 を 文の前に置いて 分かりやすく伝える。

3) 発話速度を上げて 保持する： 発話のスピードが低下すると、顕在意識が作動し、認知文法が作用しなくなるため、常に 早口を意識して話すこと。　また 発話速度を上げると、英語が聞き取りにくくなる可能性があるため、母音の 長短、強弱を意識しながら話し、英語特有の強勢拍リズムを 保持します。

演習では 発話の速度に加え、音声知覚から 意思決定、反応生成までの 心的処理の時間を意図的に短縮し、瞬時の返答を 習慣化していきました。　『派生義の学習容易性を最大限に活用し、認知文法に取り入れることで、会話に用いる 単語の質が 大きく変わり、自分の感情や 細かなニュアンスを表現できるようになりました。　また 韻律に基づく緩急のリズムを意識することで、イントネーションの変化や ポーズ、間投詞など 言語情報を補うパラ言語も自然に挿入できるようになり、発話スタイルに 人間味が増したようです。』と感想を述べる 黒木さん - 上級者への道を 着実に進行中です。

Voice:- 🔗自宅でのキッズ英会話- 絵美ちゃんのお母さま　（東京都 世田谷区）

子供たちの 英会話 個人レッスンを 見学していると、正解を追求する やり抜く力や、反復学習を集中して行う 粘り強さ など、数値化することが難しい 非認知能力が 英語の上達と 関係していることが分かります。　そして 先生との協働作業から 得た信頼感を手にし、正当な評価を受け 自尊心を高める子供たち。　そして "自分には この課題が遂行できる。" という自己効率感が高まった時、英語操作力は 一気に飛躍します。

幼い頃から ピアノ演奏に慣れ親しんでいる 絵美ちゃんは、長時間の演奏から得た 五感を総動員させて、記憶の定着を促す集中力の使い方と、恵まれた 音感やリズム感を、英会話でも 転用スキルとして 活用し、成果を出しています。　担当の講師は 『クラシック音楽から インスピレーションを得ることの多い 絵美ちゃんは、英語の音声と音韻を 同時に体得する、鋭敏なリズム感を有します。　英語の韻律と 音楽のリズムの相関性については、多くの教育機関で 研究が進む 学術領域です。　そして 英語音声の特徴である、強勢音節は 時間軸上に等間隔に現れるという傾向は、音楽のリズムの仕組みと 共通しているように思えます。 日本人が発音する英語発音は、日本語の韻律（リズム）的特徴を 多く含むため、英語母語話者に 伝わりにくい。　そのため、 韻律（リズム）的側面を 重視した、日本人向け 英語発音教授プログラムの、開発の必要性に 注目が集まっています。　ただ 韻律の知識を 言語化して説明し 伝授することは 難しいことに加え、言葉のリズムは生得的な要素を含むため、話者本人もその誤りに気付かない。　自覚できないことは、改善が難しいこともあり、その指導は 後回しになっています。』

『その一方、英語のリズムの規則を 体得できる 絵美ちゃんは、その才能を活かして、英語の発音の正確性だけでなく、音声コミュニケーションの手段として、能動的に活用する段階にまで、辿り着いています。 　特に 成人学習者にも習得が難しい、前後の子音の音が 影響し合い異なる音に変化する 弱音節の同化や、母音を挟まず 子音が連続する 子音クラスターの発音を、音声面での正確性だけでなく、強勢拍リズムを 刻むための 手段として、用いている点が 印象的です。 現在の絵美ちゃんは、センテンス単位の発音であれば、帰国子女の小学生と比較しても 遜色のない 発音のレベルに到達しています。』 と評価します。

知識の多さを問うのでなく、異なる能力を複合的に使う技量を養う キッズ英会話 個人レッスン - 順序だった 系統学習が基本であっても、型にはまらない 柔軟性を有します。

Voice:- 🔗海外留学も視野に入れた 中学生 英会話- 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『英語圏の 音声オンライン放送である ポッドキャストを聞きながら リスニング力学習を 日課としています。 中学校教科書の音声教材に比べ、発話速度が 速いので、耳から入った音声を分析する音声知覚の正確性を上げて、理解の自動化に繋がることを期待しています。 演習では、スクリプトを読みながら、流れる英語の音声と同時に発声を行う オーバーラッピングという手法を取り入れています。　この練習を繰り返すと、音に集中して耳を傾けることができるので、ネイティブのスピード感のある英語発話への抵抗感も弱まりますし、英単語は 音節区切りの連続であることを実感できるという点で、学校のリスニング学習では得られない 成果につながると思います。』と語る 里奈さんは 中学校で履修する英語と、アメリカの英語を 分け隔てることなく、３年後に参加を予定している カナダでの 短期語学研修に役立つと思える英語情報を 全て知識として吸収する 知的好奇心旺盛な女の子です。

英会話 個人レッスンの際は、英語チャットの文章の書き方など、たくさん質問を用意して 先生を迎えます。

『学校の英語では 文法の知識が優先されますが、英会話では 語彙の豊かさの方が、英文法に関する知識より 重要に思えます。 英語チャットは 日常英会話に役立つ表現の 貴重な情報源なので、雑談系の英会話で カジュアルな表現を 応用しています。』と里奈さんは言います。

担当の講師は 『小学校の時から 英会話を個人レッスンで習い始めた 里奈さんは 当初 聴覚優位の認知特性を活かして、発音の正確性と 応答反応の俊敏性を高めることを主眼に 授業を進行しました。 特に発音に関しては、単語単位のピッチだけでなく、センテンスの 音の上げ下げや、区切る位置、長さや強弱など 文全体が "日本語の韻律的特徴から 解放されたように" 正しく産出されていました。　また 中学校進学の少し前から、新学習指導要領 英語４技能５領域を意識し、「読む」「書く」「聞く」「話す（やり取り／発表）」に個別対応し、論理的理解力を要する 英文法の説明も加えました。　中学校の英語授業でも 総合力が問われる "話す - 発表" が一番得意と聞いています。』と評価します。

『英語の小説を辞書を引きながら 多読していますが、英和辞典では 単語の深い意味や、同義語との微妙な意味上の違いが 分からないこともあります。　早く 英和辞典を卒業して、先生のように英英辞典を使いこなしたい。』と語る里奈さん。　中学生、高校生向けの 英語運用能力 測定テストでTOEFL Junior の受験も検討中　- 英語が非母語話者を対象とした英語テストで、アメリカの大学に出願する際にそのスコアを提出する TOEFL対策の勉強も視野に入れています。

Q.７才の長女と ４才の次女が英会話を同時受講する場合、２名同時に進行か、授業時間を２人で分割するか、どちらが良いでしょうか？　場所は 武蔵境駅から徒歩５分。　境南２丁目の 山桃通りに近いマンションです。

A.姉妹 ２名様の年令に差がある場合は、プライベート英会話の 内容が異なりますので、お姉さん 45分、年少の妹 15分位から 授業時間を分割して 受講されると 良いと思います。