Voice - 🔗英会話講師の視点- 松山 えり先生

グローバル化が進む社会を背景に、英語の重要性は益々高まる昨今、新しい 英会話学習に関する情報が メディアで日々 紹介されています。　ただ 最近では "ネイティブと同等の発音力をゲットする" や、"英語は３週間で、ペラペラになる" という、目を引くような 見出しタイトルを意図的に用いて記した、情報が増えている点に注意が必要です。　『学習者の 潜在的な欲求である インサイトにアピールしようと、情緒的価値も含めて執筆された 記事も多いようです。 メディアから得た情報を読み解き、活用するメディアリテラシーと、情報の質的判断を行う鑑識眼を持ちましょう。』　と松山先生は言います。

□ 学生時代の英語学習法を見直すこと □

『学校の英語試験対策と同じ方法で、英会話学習を始め、思うように実力が伸びないと、言う方が多くいるようです。　まず、学校では、正しい英会話の学習メソッドを経験していため、ゼロベースから取り組む気持ちが 大切です。　そして、　英語学習と 英会話学習 の違いや、異なる性質を 理解した上で、２つの学習法を並列で行うと、偏りの無い 英語操作力を身に付けることができるのです。』

『英語学習とは "論理的で遅い思考 = 顕在意識" を用い、語の配列規則や、語の内部構造についての法則性を知ること。 そして 英単語の綴りと、和訳文を照合して 暗記する 左脳型の 対連合学習を継続し 語彙サイズを増強する作業も含みます。 また 英語学習は 情報処理学習の性質が強いため、知識量と ほぼ比例して 試験のスコアも上昇する性質がある。 その総体は 知識の集積である 結晶性知能と 定義できます。 一方英会話学習では "直観的で速い思考 = 潜在意識" を用い、情報処理のハイサイクル化を 第一の目標とする 言語情報処理システムの最適化を 目指すことを指します。　聴覚で英語音声を受容する ～ 何を言うかを考える 概念化 ～ どの単語や構文を使用するかを選択する 形成 ～ 口唇の微細運動神経を用いた 発話"； この発話産出プロセスに関わる 各感覚器と 必要な脳の部位 の間で行われる 情報伝達システムの 滞りを改善し、馴化（汎用化）を追求します。 そして その運用能力は 流動性知能です。　大脳係の 英語（ライティング）と、小脳で文法を操作する 英会話（スピーキング）を 同類のアウトプットと捉えず、各 感覚器官の特性に合わせて 学習法を 考案することが合理的です。　英語学習で得た 知識は 言葉の意味や知識中心の 意味記憶であり、英会話学習は 動作や技能の記憶である手続き記憶であり、情報のフォーマットが異なるからです。　例えば　英作文の場合は 段落ごとに内容をまとめる構成力や 一度文章を書き上げ 表現を改める推敲するなど 高度な技術を用いて 正確性と複雑性を追求する 左脳的作業であるため 論理的思考を用います。　一方の英会話では 右脳を用い 英語を素早く 大量に処理するため、技巧を追い求めることなく 自分の発話した英語が正しいかを確認する 自己モニタリングの機能を "違和感がなければ それは正解" まで落とした上で 流暢性を 優先します。　右脳と左脳の 非対称性を 意識し、各アウトプットの場面に適した 思考モードに入ることが出来れば、英語操作力は飛躍的に向上します。』と松山先生は 説明します。

情報が 階層的に連なり、課題な複合的な 英会話学習では、パートナーとなる 担当講師が必要です。　"絶え間ない 修正" を実現する 英会話 個人レッスン - フィードバック・ドリブンの進行は 英語操作能力の コアパートから "刷新" を始めます。

Voice: - 🔗受講者の声 - 三浦 昭子様（お母さま）（東京都 豊島区） -

中学校の英語 教員免許を持ち、現在も英語学習に力を注ぐ 三浦さん。　早期外国語教育にも高い関心を示し、我が子のための 🔗英語教育プランについて 検討し始めていました。 ただ 当初は 低年齢化が加速する 子供英語学習の方向性に 100% 賛同という訳ではなかったと言います。『新学習指導要領の実施により 小学校での英語が 教科化になり、早期英語教育が好意的に 受けられているようです。　ただ 第二言語としての英語 (ESL)の場合、学習を開始する年令が早ければ 早いほど、より大きな学習成果が得られるとは 限りません。　むしろ、子供たちに 有意義な🔗学習プログラムが、提供されているかの方が 重要であると 考えます。　"未就学児のうちに 英語学習を始めたし、子供も楽しそうに 英語を用いた 活動に参加しているのだから、何らかの 学習成果が期待できるであろう。" と 考える ご父兄も、多いようです。』

『自宅近くにある 英語教室を見学してみると、外国人インストラクターが、ダンスと英語を組み合わせて、子供たちと一緒に踊っていました。　"ネイティブと一緒に踊って、英語を話す 画期的な学習方法です。" と伺いました。　また、担当のスタッフの方からは、"幼少期から 英語のシャワーを大量に浴びた子供は、自然に英語を話すようになります。" と、説明を受けました。　恐らく カナダなど 複数の公用語を持つ国で施行されている、母語（英語）とは違う、第２言語（仏語）で通常教科を学ぶ、イマージョン教育に倣って 作成された、指導プログラムなのでしょう。　ただ、２つの言語が どれだけ似ているかを示す指標となる 言語間距離が、日本語と 英語では、大きすぎる。　この場合、母語（日本語）の知識を直観的に用いて、発音の仕組みや 語並びのルールを、自ら積極的に推測し、知識として加えていく 母語援用が、働きにくい。　むしろ、日本語を母語にすることにより 生じる、韻律的母語干渉の影響を低減させるための、明示的な指導法が 必要であると 考えました。 』　と語る 三浦さん。　そして、年令的に 敏感期にあたる 聴覚・発話情報のエンコーディング であれば、将来の英語学習にも繋げることができると考え、家庭教師 英会話を選択したそうです。

□ 音素から音声を、音節から韻律を体得する 正確な英語発音 習得法 □

『先生の授業進行を見ていると 子供の 認知特性 を重んじて、一見ランダムな進行に 見えるのですが、子供の集中力が整うと テンポよく 授業は展開し始めます。 　そして 授業の特徴は 音声と 韻律を対等と捉え、２つの視点から 音声を調整し、口の動きや 唇の形の微調整を繰り返している点にあると思います。　特に 日本人の場合 音声の誤りは 修正しやすいが、強勢位置など 韻律の間違えに対しては 容易に順応できないという 課題があるため、韻律的側面を注視した 指導プログラムが必要であると 言われます。　ただ 言葉のリズムは生理的な要素である上、音韻論に関する情報は言語化が難しいため、その指導自体が後回しになりがちです。　先生の場合、母音音素の持続時間を発音のチェックポイントに入れているため、学習の初期段階から 音節やアクセント、イントネーションなどの韻律特性を、子供も自然に受け入れるようになります。　また センテンス単位での発話でも 強勢を受けやすい内容語と、強勢を受けにくい 前置詞などの 機能語の 音処理に対する 理解も深まります。』

『発話演習では、強勢の配置された 母音の音から始まり、音色の正確性を チェックしながら、副音を添えた二重母音へと移行します。　そして 日本人が混同しやすい 二重母音と 長母音 の音を比較して その違いを 子供にも分かりやすく 説明しています。　英語の音素のうち、日本人が発音に困難を覚えるのは 日本語に無い音素や、日本語では区別されない音素だと言われています。　このように 間違えやすい 音の 聞き分け方を説明し、母語干渉の発生を回避するアプローチは 日本人講師ならではのメソッドであると思います。』

音節の母音の型を重要視し、２つの母音の長短と 強弱のコントラストから ある音節は長く発音され 他は短い 英語特有の強勢拍リズムを 発音のベースに 落とし込み、常に韻律を整えているように思えます。　』

『英語の発音指導も 明示的で 包括な系統学習として 成立するのだと 気づきました。』と 感想を述べる三浦さん。　子供の 早期英語教育を 真摯に考える 保護者の方の希望に応えることのできる プログラムです。

Voice: - 🔗海外留学も視野に入れた 中学生 英会話 - 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『先週 地域の交流会に参加し、日本に滞在する海外留学生の人たちと 英語で意見交換をする機会がありました。 英語の聞き取りに関しては、英語の音を認知する 音声知覚の作業が、ある程度 自動化されていると 感じました。　また 発話スピードにも対処して 意味理解もでき、知らない単語の意味を文脈をもとに推測する力も 向上したと思います。　ただ 語彙数の多彩に欠けていたため、自分の気持ちを直截に 英語に託すことができず、別の表現方法もすぐに思い出せずに 悔しい思いをしました。　🔗中学生が習う 2,500語の単語では、英会話や 自由な英作文で、自分の意見や考えを 正確に伝えることは難しい。　出題範囲を 4,500語程度とする 英検２級に合格したいと考え、過去問題集を購入したばかりです。　もちろん中学生のうちに 英検２級を取得することは 容易ではないと知っていますが、まずは 頻出単語の暗記から始めたいと考えています。』と語る 里奈さんは 中学校の英語と、アメリカの英語の間に 境界線を設けず、３年後に参加を予定する カナダでの 夏季語学研修の際 役立ちそうな 英語情報を 積極的に 知識化する 知的好奇心抜群の女の子です。

英会話 個人レッスンの日には 洋書ペーパーバックの文章から、構文が複雑で 上手に翻訳できない箇所や 学校では習わない イデオム（慣用句）の用法など 質問をたくさん用意して 先生の来訪を待ち受けます。 『日常英会話では 慣用句は頻繁に使われますが、中学校の英語授業では 重要視されていないようです。　小説に登場する イデオムをセンテンスごと覚えることで語句のニュアンスまで理解できることを 発見しました。』と里奈さんは言います。

担当の講師は 「小学生の時から 英会話を 個人レッスンで学び始めた里奈さんは 当初 聴覚優位の 認知特性を活かした 会話中心の授業を設定。　英語の発音も正確で リエゾンなどの細部から、全体に渡るイントネーションまで、リズムや情感を乗せて 発話できるようになりました。　そして 中学校進学の直前から 新学習指導要領 英語４技能５領域を意識して、"聞く、話す（やり取り／発表）、読む、書く" にそれぞれ焦点を合わせ演習。　文法の論理的解釈知識も身に着けました。　また 授業以外でも 英語チャットの書き込みで英作文力を磨くなど、技能統合型の言語活動に自主的に取り組んでいる。　学校の成績よりも 自己の関心を追求しながら、課題を設定し、学習をルーティーン化し、達成する - その過程で 私的自意識を 高めているのだと思います。」と評価します。

「辞書を引きながら 英語小説の多読を始めましたが 英和辞典では 本当の単語の意味が掴めないこともあります。　早く先生みたいに 英語辞書を使いこなしたい。」という 里奈さん - 学校の英語の成績も もちろん優秀です。

Q. 長男が 祐天寺にある プリスクール（キンダーガーテン）に通っていますが、英語を話すことがほとんどありません。 英会話中心の個人レッスンは可能でしょうか？　受講場所の自宅は 祐天寺駅から徒歩８分の中目黒５丁目で 祐天寺附属幼稚園が近くにあります。

A. はい。　幼児向け英会話メニューに ロールプレイや ショー・アンド・テル の要素を取り入れ、自発的な発話機会を増やすことが可能です。　祐天寺で プリスクールの補習を多数経験している 英会話講師が在籍します。