口コミ - 🔗実践的な 日常英会話- 藤村 みゆき 様　（東京都 練馬区）-

"鑑賞者がアート作品を観るだけではなく、評価が 鑑賞者の自由に任せられる、アメリカの現代美術が好きです。"　と語る 藤村さん。 年に２回 レンタカーを借りて 西海岸の中小都市を訪れる 個人旅行を楽しみます。『現地滞在中は、日本では 知名度の低い リゾート地に滞在し、大都市 近郊の住宅地に住む 知人訪問し、美術館で催されるワークショップに参加し 意見交換も行いますので、英語力は 必須のスキルです。　現地での交流に役立てるため、英会話を 個人レッスンで受講しています。』と言う 藤村さんが、第二言語としての英語(ESL) の範囲を超えた、幅広い知識が要される 🔗日常英会話の難しさについて語ります。

『TOEIC などの 多義選択式の マークシート形式の テストであれば、出題範囲の英単語を 暗記し、語彙サイズを大きくすると、 スコアは 比例するように 向上します。　その一方、英会話学習では、淡々と機械的にノルマをこなすような勉強法で、知識量（語彙の幅）を増やしても、語彙の "使い回し方"（語彙の深さ）が向上するとは限らない。　むしろ、話を聞いて理解できる受容語彙 が増えるだけで、言葉を話す際に用いる 発信的な語彙力が身につかないのです。　このメカニズムに気が付いた 私は、日常英会話を始めるにあたって、担当の先生のアドバイスを受けながら、より実践的な 交流のための英会話の場面で役立てるよう、語彙学習法を 見直すことにしたのです。』

□ 語彙スキーマを意識して 単語知識を増強する □

『アメリカ本土で英語を使用する際は、雑談から 時事ニュースまで 様々な題材を基に、会話を行うため、記憶する語彙量も多くなります。　そして学習に 求められるのは、語彙資源の 組み合わせのパターンを 柔軟に取り入れ、"特に使用頻度の高い 単語を、どこまで 使いこなせるか？" という 質的側面=語彙の深さ の追求です。　今までの私は、単語とその和訳意味をセットにし、１単語１訳 で暗記する 対連合学習を繰り返すことで 量的側面=語彙の幅 を広げてきました。　ただ、実際に 英語を話す時、単語は 他の単語と組み合わせて使用され、文の一部として機能しますが、その単語と意味的な繋がりを持つ 別の単語が、何であるかを知らなければ、意味的に 自然なセンテンスが組み立てられないのです。 そのため 長期記憶に保存されている、単語知識をネットワーク化する学習を 取り入れることにしました。 新規で覚えた 単語は 文脈から切り離された 意味記憶であり、英会話で必要とされる 動作や技能の記憶（手続き記憶）とは 情報のフォーマットが異なるため、その単語を英会話で そのまま活用することは難しい。　インプットした その単語（意味記憶）を、関連する他の単語群と アウトプット活動を通じ、結びつきを強化し、その語彙ネットワークに組み込むことで、その単語は "活きた英語 = 手続き記憶" に 変換できるのです。』と 藤村さんは 自分の語彙方略について、語ります。

これに対し 担当の講師は、『単語を大量に 暗記しても、整理（ネットワーク化）しなければ、表出したい単語がすぐに想起できないため、会話が進行しなくなってしまう。　これに対応するために、特定の単語の 同意語や反意語、また その単語と同じセンテンスに登場する確率の高い 共起語を リストアップし 語彙ネットワークを構築すると、必要な単語がすぐ思い出せるようになるのです。　単純に表現すると "Rain - Umbrella - Wet" の流れに "時系列 の根幹" と "ニュアンスの枝葉" を置くことで 自然と伝わりやすい 英語表現が 反射的に発話できるようになります。　この演習を定着させることにより 新しい単語を覚える度に 語彙ネットワークは拡張され、英会話で発話する際 必要な単語が連想されるように 想起され 流暢性が生まれるのです。』とアドバイスを提示しました。 『英語で 自分の感情を正確に伝えたい。』　その想いを着実に体現する 藤村さん。　上達への道を 前進中です。

Voice:🔗海外赴任後の英会話- 飯田 祐子さま （東京都渋谷区） -

教育機関での 教材開発の経験があり、オーストラリアでの 家族赴任同行を終えて 帰国したばかりの飯田さん。 早期外国語教育に関心が高く 我が子のために 英会話スクールを見学しましたが、自分が理想とする 教授プログラムに出会うのは 難しいことを実感したそうです。 『小学校での英語教育が必修化されるなど、子供たちを取り巻く 英語学習環境も 大きく変化しています。　そして、小学校に入学する前から 英語学習を開始する 幼児の数も増えているようです。　ただ 　"子供たちが 英語を用いて 楽しそうにアクティビティに携わっているのだから、何らかの学習効果は期待できるでしょう。" と考えて作成された 指導プログラムの 有効性については、再考の余地があると 思いました。　

□ お遊びのカリキュラムから 言語操作力が形成されるのか？ □

『自宅近くの 英会話スクールでは パペットを片手につけた ネイティブ・インストラクターが 児童たちと 英語のゲームや 塗り絵に興じていました。　ただ 子供たちには、その経験を元に、英語で表現したり、判断したりする主体性は見受けられませんでした。　そして、担当のスタッフの方から "幼少期に 英語のシャワーを浴びた 子供たちは、自然に英語を話し始めます。" との説明がありました。 恐らく 言語能力はインプット活動だけで、獲得できるという "インプット仮説" に基づいて 作成された 指導プログラムなのでしょう。　ただ、聴覚で受容した英語を、実際に何度も発話して、唇や舌を正確に動かす方法を、各感覚器官に定着させるための 明示的な演習が必要であると感じました。　そして 我が家の希望は 聴覚・発話情報のエンコーディングを主体とした授業でしたので、発音指導に定評のある 家庭教師 英会話を選択しました。』

『先生の授業を見学していると、英語の音声と 韻律を対等に捉え、２つの視点から 調音法を確認していることに気が付きます。　言葉の韻律（リズム）は 生理的な要素でもあるため、学習の初期段階から 韻律的側面にアプローチする 練習法が必要であると考えていました。　ただ 音韻論の知識は 言語化して 伝授することが難しいため、その指導は 後回しにされがちです。　しかし、先生のように 音節の中央にある 母音の長短と 強弱を、子供に常に意識させることで、子供も自分の発話する 英語のリズムに 自覚的になるようです。』

『演習では、英語の音を 最小単位の音素まで還元し、適切な順番に配列して 発音法を教えています。　そして、英語の母音を最重要の音素として捉え、唇の固定法や舌の位置など 複数のポイントからチェックし、微調整を行います。　日本語の母音は５つですが、英語の母音は 10以上ある。　英語の母音を 日本語の母音で代用する 音声上の母語干渉を避けることを 優先して 発音法を教えているという点で、英語の綴りと 発音を紐づける フォニックス学習法とは 異なるように思えます。 母音の音素の長短が、音節の強弱に反映され、１つの単語の中に 音節同士のコントラストが生まれ、センテンス全体に高低がかかる。　その一連の音の仕組みを理解しながら 発音法を体得していくと、英語らしい強勢拍リズムの 土台が完成し、正確な英単語の発音が その土台の上に定着するようです。　和気あいあいと 進行する楽しい 授業ですけど、講師の方の 気遣いが 見え隠れするような 雰囲気が 気に入りました。』

Voice:- 🔗海外留学も視野に入れた 中学生 英会話- 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『中学校の英語長文読解力が 低下していると言われます。　知らない 単語の意味を前後の 文から推知する力が伸び悩んでいる。　また 最初から最後まで書かれている順番に従って読み進める 集中力も低下しているようです。 英語の長文読解の際は、理解度と読解速度を意識的に向上させる心構えが大切です。　英文を英語の語順のまま読むためにスラッシュで区切る スラッシュリーディングを取り入れたり、文章中の情報を小さなグループに分割し 速読する チャンキングなどの 技術を意識的に活用した学習法を取り入れるなどの 工夫が大切です。』　先生から　これを聞いた里奈さんは、自分に合った リーディング方略を考案し、実行することにしました。

□ 独自の学習法で 英語の応用力を養う □

『ペンギン・リーダーズの 洋書ペーパーバックの名作シリーズを使った リーディング学習を始めました。　英語 小説は読み方に 色々な工夫を凝らすと、多様な学習法を取り入れられる点で、やりがいを感じます。　初回に読む際は、精読を心がけ、 文構造を分析し、品詞や語法などに留意しながら読み、文意を正確にとることにより、長文読解力が向上します。　また 知らない単語の意味を調べ、電子辞書の英英辞典の 単語帳機能に登録すると 語彙知識も豊かになります。　そして２回目に読むときは、音読にすると 自分の発音知識の誤りや、イントネーションの付け方に関する疑問が浮かぶので、都度 英和辞典の発音記号を用いて確認するので、発音の正確性も上がります。』　と語る 里奈さんは、中学校の英語と 海外の英語の間に 境界線を設けず、３年後に参加を予定している １か月の 海外ホームスティの時に、役立ちそうな 英語情報を 知識として吸収する、好奇心旺盛な 女の子です。

英会話 個人レッスンの日には 愛聴する アメリカのシットコム・ドラマの 英語脚本から 聞き取れないセンテンスや、女子がよく使う恋愛を表現するスラングなど 質問をたくさん用意して 先生の到着を 心待ちにしています。 『中学校の英語の授業では、語や句の配列方法や、語形変化など 英文法の知識の教示が中心ですが、日常英会話では 自分の意見を対話者に明瞭に伝えるための 語彙の豊かさの方が より重要であると感じます。 シットコムでは カジュアルなイデオム（慣用句）や 汎用性の高い 構文などが 多く登場するので、貴重な情報源として 活用しています。』と里奈さんは言います。

担当講師は 『英語学習に対して 里奈さんは 内発的動機づけが高く、私的自意識もあり ３年後の 海外語学研修を 誘因に、身の回りの 英語媒体を 学習ツールとして活用し、課題を設定し到達しています。　英語への純粋な興味を持って 無自覚のうちに 学習サイクルを デザインしているのだと 思います。　独自の英語学習から得た知識は 英会話や 自由度の高い英作文など アウトプットの分野で 応用力として 発揮されています。』と 評価します。

『地域の交流会で、日本に滞在する 海外 留学生の人たちと 英語で話す機会があります。　リスニングに関しては ある程度 音声知覚が 自動化されていると 実感できますし、知らない言葉を推測する力も上がっています。　ただ 話しをする度に 単語の知識が足りず、自分の本当の考えを 英語に託せず 悔しい思いをしています。　中学校で習う 2,500程度の単語数では 英会話で発言することは難しい。　今は高校生が習得する 2,000の単語を先取りで 暗記する方法を模索中です。』　と抱負を語る 里奈さん - 中学校での 英語の成績は もちろん優秀です。

Q.長女が 木場にある 🔗プリスクール（キンダーガーテン）に通っていますが、英語を聞いて理解しているようですが、話すことがほとんどありません。 英会話中心の個人レッスンは可能でしょうか？　受講場所は自宅で 木場駅から徒歩４分、木場公園沿いのマンションです。

A.はい。　幼児向け英会話メニューに ロールプレイや ショー・アンド・テル の要素を取り入れ、自発的な発話機会を増やすことが可能です。