Voice - 🔗初めての海外旅行英会話 - 渋谷 真由美様 （東京都 目黒区)-

基礎的な英語の 読み書き　の知識がある方でも、音声を集中して聞き取る力が求められる英会話では、苦手意識を感じてしまい、自分なりのやりがいを感じながら、実践に取り組めない方が 多くいらっしゃいます。 もちろん、高度な英語の運用能力と、専門知識や、洗練された修辞法を 必要する英語発話であれば、その熟達レベルに達するまで 長い年月がかかるでしょう。 ただ、海外旅行のための英会話であれば、持ち合わせの知識だけで、十分 英語を運用できる上、新規語彙の暗記もほとんど必要ありません。 英会話の運用能力を測る 基準は 正確性、複雑性と 流暢性の３要素が挙げられますが、学校の英語授業では 正確さ と 複雑さを追求しています。 これに対し、コミュニケーションとしての英会話では、英語を素早く、数多く処理し、出力する 流暢性を 優先的に考えます。 翌月に アメリカ旅行を控えた 渋谷さんは、現地での滞在を より思い出深い ものにするために 英会話　個人レッスンを習い始めました。

□ リスニング上の課題を冠上げる □

"理系出身だから英語が苦手" と、言い訳の常習者のように、このフレーズを 何年も使ってきたという 渋谷さん。 特に 話し手と 聞き手のやりとりにより 進行する ダイアローグ形式の 英会話では、意思疎通が難しいと感じているそうです。『まず 英会話では、継続的に繋がって 聴覚に入ってくる 英語の連なりを 音声知覚できません。 強勢が置かれる音節のある 単語単体では認知できても、弱音節にある 音が聞き取れないので、センテンス 全体の意味が 掴めないのです。 視覚（言語）を使って 文字を読めば、簡単に理解できる内容の文章でも、音声となると、相手の話した英語は 一瞬のうちにパッと消えてしまい、短期記憶に音を保持することもできず、推測を頼りに判断するため、質問の意味を取り違えてしまうことも多い。』 という渋谷さん。 日本人共通の 音声上の問題点 - 混乱音（日本語の音に似た音）と、困難音 （知らない単語の音声）の識別に苦労してきたようです。　ただ 次の海外旅行を ３倍楽しむことを決意し、後悔の念を残さないようにと ラスベガス行きの 往復航空券を予約した 翌日、英会話 個人レッスンを 開始しました。

□ 学校の英語とは 別物 と考える □

担当の先生は『🔗海外旅行で英語を話す際、リスニング力が弱く、全ての音声が聞き取れなくても、英語の大意は 容易に推測することができます。　英語を使う場面を想像すると、語の意味を類推したり、話の内容を想像する スキーマが活性化される。　すると 予測を手掛かりに理解を進めていく トップダウン処理のリスニングができるため、キーワードとなる 単語さえ聞き取れれば、その内容をほぼ理解したことになるのです。　また 文法的な説明も 最小限しか登場しません。　フレーズ暗記のストックを増やすことが、上達への近道です。 そして フレーズを 応用できれば、旅行先で ８割の英語は通じます。』 と言って、フレーズのリストを渋谷さんに渡しました。『ホテルや レストランでは、相互に共通理解があり、コンテクストの共有性が高く、一つひとつ言葉で説明しなくても、ジェスチャーや表情といった 非言語コミュニケーションを 活用して、察し合うことができます。　そして 類似した場面で、類似した英語表現を使う点に着目してください。　例） 支払いの確認に関する英語表現は 買い物でも ダイニングでもほとんど同じですので 定型文の応用で対処します。　そして その場面に適した、文構造のパターンを抽出し、文中の語句を入れ替えて、その フレーズを "使いまわせる" ようになるのです。　認知文法では、入れ替え可能な 構文の知識量 を 文法知識と捉えます。』

□ 暗唱で記憶を定着させる □

『この 12の基本英語フレーズを 暗記して 暗唱しましょう。　ここに登場する 単語や 文法はすべて 中学１年生の時に 学んだものばかりですから 抵抗なく 覚えられると思います。　また 暗唱を繰り返すと、発話した 英語の音が 音韻化という過程を経て 記憶されます。 ですので、正しい発音の習得が必要です。　海外旅行で用いるシンプルな英会話では 文法よりも 発音の方が より重要となります。　正しいアルファベットを書かないと 文章が読めないのと同様、正しい発音で話さないと 言葉が通じないのです。　また 英語を正確に発音できる技量を得ると、リスニングの能力も自然と伸びるというメリットもあります。』との説明があり 演習が始まりました。

『暗唱は フレーズの文字を見ずに行いました。 暗唱に慣れてくると、センテンスに 上昇調や下降調などのイントネーションを加える 余裕も生まれてくる。　そして どの語に主調子音節を置くかにまで 留意できるようになると、英語リスニング教材の ナレーション音声と かなり類似した 音印象を受けるようになりました。』

『発音に関しては、私の頭の中で、英語の綴りと カタカナ発音のルールが 紐づけされているので、英文を見ず 聴覚だけで 音の仕組みを判断するのは自分にあった勉強法であると思いました。　12のフレーズを暗記して繰り返す - I'd like to, I'd like you to,Where would you like... 次に 旅行の場面をイメージすると、自然情報処理のひとつである パターン認識の力が作用し、英語センテンスが 瞬時に想起できます。』

『また フレーズ単位で 発音する習慣を持つと、(1) 動詞が抜けることがなく フルセンテンスの発話ができる。 (2) 日本語の意味を 英語に置き換え変換する作業時間が 短縮される。 (3) 英単語を文法通りに並べる手間がなくなる。　英語を使う場面をイメージして 画像が時系列で変わる度に 反射的に英語を発しているような感じです。』 と渋谷さんは 授業の感想を述べています。

ラスベガスで 基本的な英語は全て伝わったという 渋谷さん - 講師の本当の狙いは 文法用語を用いず、基本５文型を 体得してもらうことでした。

Voice - 🔗受講者の声- 三浦 昭子様（お母さま）（東京都 豊島区） -

中学校・高校の英語教師の資格免許を持ち、現在も英語学習 に力を入れる 三浦さん。 幼児英語教育にも関心が高く 長男の英語学習開始時期について 検討を重ねていたそうです。　ただ 加速する 外国語教育の低年齢化の風潮に 疑問を抱いていたとも語ります。 『新学習指導要領の実施により 小学校で英語教育が必修化され　子供を取り巻く英語環境は大きく変化しています。 その一方 子供向け英会話スクールの カリキュラムや指導法は 20年前とほぼ同じままで、"小学校に上がる前から英語を学ばせている上、子供たちも 楽しそうに 英語を用いて 活動していれば 何らかの効果はあるでしょう。" と考えている様子でした。』

□ お遊び主体の 学習法に成果が期待できるか？ □

『自宅近くの お教室を見学したのですが、子供たちは ネイティブ・インストラクターと一緒に 英語の歌を歌いながら、お遊戯をしていました。 また 担当の係の方からは "英語のシャワーを大量に浴びた子供たちは、自然と英語力を話し出します。" という説明がありました。　恐らく 人が言語を学ぶ際 理解可能なインプット が一定量与えられれば、それだけ で習得は十分可能であり、アウトプットは 限定的な役割を果たすに過ぎないとする インプット仮説 に基づいて 開発した指導法なのでしょう。　そして 英語と日本語、２言語間の差異の程度を示す 言語間距離の広さが 加味されていない。　仮に この距離が近ければ、学習者は 耳にした 音声を基に、母語の知識を活かして 調音法や 単語の並びを 自発的に考え精錬に近づける 母語援用を 有効的に活用できるでしょう。　ただ 文法、語彙、発音に於いて 英語と 共通性が少ない 日本語を母語とする日本人が、英語母語話者との接触時間を増やすだけで 正の転移が期待できるのか？　むしろ 大人たちの "楽しければ すぐ覚えるだろう" という 単純な思考が 子供たちの負担に転じるかもしれないと思いました。 その後 聴覚・発話情報の エンコーディングに特化した 内容であれば、将来の英語能力の形成で 聴覚優位の認知特性が形成できると考え 家庭教師 英会話を選択しました。』

『先生の授業を拝見していると、音声と 韻律の役割を対等と捉え、学習初期段階から 韻律指導に力を入れている点で、一つ一つの文字と それに対応する音を教える フォニックス指導法とは 異なるように思えます。　韻律（言葉のリズム）は生理的なものであり、無意識に身についているため、英語習得においても最も母語干渉が現れやすい要素であるため、このように 学習初期の段階で 発音チェックの基準として 韻律的側面に注目することは 理に適っていると思います。　演習では 英語の強音節の呼気力の強さに加えて 母音が明瞭に 長く発話され、強勢のある音節と無い音節とが交互に現われる強勢拍リズムの仕組みを子供にも分かりやすく教示しています。　強音節にある 単母音の音から始まり、発話を 口の動きや 下あごの位置など 複数のポイントから確認した上で、母音に 副音を添えて 滑らかに連結する 二重母音へと 移行し、日本語では区別されることのない 長母音の音素と 比較し その違いを教えています。　このように 日本人が混同しやすい音を の発話法を 比較しながら 教えていくと、記憶の定着率が高まる上、母語干渉の低減にも 役立つと思います。』

『英語の発話法も 音声の最小単位である 音素まで還元して 適切に 並べると 系統学習となり、包括的に 基礎音声を習得できることを　実感しました。』

Voice - 🔗海外留学も視野に入れた 中学生 英会話- 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『先日 地域の交流会で 日本に滞在する 海外からの留学生の人たちと 英語で意見交換をする 機会がありました。 聞き取りに関しては 耳にした 音声を分析する 音声知覚と、意味理解が、自動化されていると感じたので、早口の人の聴解にも苦労しませんでした。　ただ 自分の本当の考えを、英語で表現するには、語彙力が足りないこと、また うまく表現できないことを 別の言い回しで表現する 柔軟性がないことを実感し、悔しい思いをしました。　中学校で履修する単語数 2,500語では、自分の考えを 正確に伝えには足りないので、英検２級の出題範囲 4,500語を覚えるつもりです。　英検２級のレベルは高校卒業程度なので、決して 易しくはありませんが、過去問題集を買ってきたばかりで これから対策法を考えます。』と語る 里奈さんは 学校の英語と、西洋英語の間に 境界線を敷かず、３年後に参加を予定している カナダでの夏季 ホームスティツアーの滞在先で、役立つと思われる 英語情報を 知識として吸収する、内発的動機づけの高い 🔗中学生です。

英会話 個人レッスンの日には、愛読する 洋書ペーパーバックの文章から、構文が複雑で意味が取れない箇所の翻訳や、各段落の要点を掴みながら あらすじを推測する パラグラフ・リーディングの練習法など、質問をたくさん用意して、先生の訪問を待ち望みます。 『英語の小説は、読み方を変えると、色々な学習法を取り入れられる点が メリットであると思います。　まず、初回に読む時は 精読を心がけ、和訳よりも文章の構造や文型に注意し、語彙や表現、文法事項の理解と、記憶への定着が進むように工夫しながら 読み進めます。　また、２度目に読むときは 音読を取り入れると、単語の強勢の位置を誤って覚えていた箇所などが 発見できる上、抑揚の付け方にも 意識を配するようになりました。』と 里奈さんは語ります。

『来年 スピーチコンテスト 中学生の部の暗唱の部に エントリーしようと思います。　抑揚の付け方や、音声スキルの見直しに 今から力を入れています。』と語る 里奈さん - 中学校の英語の成績ももちろん優秀です。

Q.７才の娘の 英会話 個人レッスンを頼みたいのですが 授業は 子供部屋が良いのでしょうか？　自宅は 駅から徒歩８分で 京王稲城駅入口 交差点の少し先です。

A.小学生の授業の 多くは リビングや、ダイニングルームで 催行しています。　子供部屋である必要はないですし、指定の場所で ご受講いただけます。