Voice - 🔗英会話 個人レッスン - 講師の視点 - 松山 えり先生

グローバル化が進行し 社内公用語に英語を選ぶ企業も増える 昨今、初心者の方向けの 英会話学習方法の情報が メディアを通じて 多く紹介されています。 ただ その中には "３週間で英語がペラペラ話せるようになる。" や、 "英語は １０個の動詞で全て話せる" など、初心者の方の 潜在的な願望を 刺激することによって、注目を集めようとする 記事も、散見するようになりました。　『学習者の方は その収集に時間をかけるよりも、情報に対する リテラシーを高め、内容の質と リソースの信憑性を 見極める力が 必要です。』と松山先生は語ります。

□ 学生時代の英語学習法を見直すこと □

『良い英会話学習法とは、その人の 英語使用目的と、学習経験、学習に割り当てる時間に合致して、中長期的に継続できるものなので、その人に合わせて 個別のデザインが重要であると思います。　ただ 英会話学習に関して 一つ言えることは、オールインワン (All in One) の学習方法は 存在しないことです。　"これ一つで 英単語、英熟語、英文法、リスニングを１度に習得できる" という、参考書を書店で見かけることもありますが、その 多くには 編集上の "考えの浅さ" が目立ちます。　むしろ、英会話では、１つの学習課題に対し、異なる２つの学習法を 組み合わせる ハイブリッド・ラーニングを取り入れることで、一方の学習で 弱みを改め、もう一方で 強みを磨くことにより、学習上の盲点に気付き、そこから新らたな知識が得られるので、成果に相乗効果が期待できるのです。』と 言い、説明を続けます。

『例えば、主軸の学習をリーディングに設定したとします。　まず 英字新聞の記事を読み、意図的語彙学習として、未知の単語を 和訳意味と ペアにして暗記する 対連語学習を行い、知識（意味記憶）して覚えます。　そして、同じ記事の中にある、対義語や同義語、また その単語と同じセンテンスに 登場しやすい 共起語などを 見つけ、リストアップし、そのトピックに対する、語彙ネットワークを構築します。　ここで大切なことは、丸暗記（意味記憶）で 覚えた 単語は、英会話で必要な運動や動作に関わる記憶（手続き記憶）と、情報フォーマットが異なるため、そのまま使用することができない。　新規で獲得（インプット）した単語を、アウトプット活動を通じて、既知の単語群との つながりを強化し、語彙ネットワークに加えることで、その単語は 活きた英語=手続き記憶 に変換されるのです。　このように、関連のある語彙を、グルーピング（語彙ネットワーク化）して記憶することにより、英会話（スピーキング）で、自分の考えを 英語に変換する際、必要な単語がすぐに 長期記憶から 取り出せる。　さらに、連想により関連語が 同時に想起できるため、英会話（スピーキング）の際、どの単語を用いるかを決める "形成" の作業が 、自動化（無意識化）されるのです。 そして その次に、先ほどリーディングで使用した 英文記事と同じ内容を扱った、日本語の新聞記事を 用意し、和文英訳を試み、自分の知識外の 単語を使うたびに メモし、語彙ネットワークに加える。　これは 文脈を通じて自然に単語や表現を習得していく、偶発的語彙学習方法に該当します。　このように 意図的学習と 偶発的学習を、カップリングした ハイブリッド・ラーニングで、学んだ複数の単語を 語彙ネットワークに加えた時、そのトピックについて ディスカッションを行う際の 英語操作能力は、飛躍的に向上します。』と 松山先生は学習の ヒントを提示しています。

情報が階層的に連なり、階層ごとに情報の抽象レベルが異なる 英会話 学習では パートナーとなる 担当講師が必要です。　"絶え間ない 修正を60分に渡り 繰り返す 英会話 個人レッスン - フィードバック・ループの進行は 英語操作能力の 中心部より 刷新を開始します。

Voice: - 🔗キッズ英会話 ご父兄さまの声 - 三浦 昭子様（お母さま）（東京都 豊島区） -

中学校教員免許（英語）を有し、現在も英語学習に力を入れる 三浦さん。 幼児英語教育にも関心が高い反面、英会話スクールでの子供英語教育の プログラムや 指導法に疑問を感じていたそうです。　『小学校でも英語の授業が必修化となり、英語教育への取り組み方が大きく変わっています。　そして保護者の 関心の高まりと比例するように、キッズの英語教室も次々とオープンしています。 ただ その学習カリキュラムは 20年前とほとんど同じで、日々進歩する 幼児心理学や 認知言語学の 知見はほとんど反映されていない。 旧態依然とした印象を受けました。』 と言います。

『自宅近辺の お教室を見学すると "英語で英語を理解する力を育成する" という、大きな目標を掲げる一方、演習の内容は "ネイティブの読み聞かせによる 英語のシャワーを大量に浴びた子供たちは、自然と英語を話すようになります。" という説明を受けました。　恐らく 英語母語話者を子供の近くに置き 第三者から 正の言語転移を受けることを期待して 読み聞かせを行っているのでしょう。　ただ ２つの言語が どれだけ似ているかを示す指標である 言語間距離が大きい 日本語と 英語の間では、母語（日本語）の知識を直観的に用い、耳で聞いた 音声情報から 調音法や 語並びの法則を 推測し 外国語を自律的に習得する 母語援用の力が作動しない。　むしろ 日英語間における 音素や形態素など言語的な違いに加え、認知様式の違いに起因する負の転移を回避するための 明示的な演習法が必要だと考えました。　そのため 日本人講師が良いと考え、家庭教師 英会話を選択しました。』

□ 音声学・音韻論に基づく 正しい指導法で 発音法を学ぶ □

『先生の授業を見学していると、英語の音声と、韻律を対等に扱っているという点が特徴であることに、気づきます。　特に日本人の場合、正確な英語発音が難しい原因は、英単語の音節数を数えられないことにあると言われています。　そのため、韻律的側面から 発音法を伝授する 指導法が望まれています。　ただ、言葉のリズム（韻律）は、生得的な要素であり、その習得に個人差が現れやすい。　また、音韻論の知識は 言語化して、伝授することが難しいため、後回しになりやすい学習領域です。　ただ、先生のように、学習初期の段階から、母音の強弱と長短を、発音のチェックポイントに加え、発音に反映させるというメソッドは、理に適うものでありますし、英単語と発音を紐づける フォニックス指導法とは、異なるアプローチであると感じます。』

『演習では 母音を 聞き取り度（ソノリティ）の高い順番に配列。　アメリカ人の幼児が 話し出す順番と同じなので、日本人の子供にも 聞き間違えによる混乱が少ない上、発話に自信が持てるようになります。　そして、主音と 副音が滑らかにつながる 二重母音の音から始まり、唇の形や、舌の位置など 複数のポイントから発話音と 確認し、微調整していきます。　このように 母音の音を、一つ一つ 丁寧に教えていただけると、聴覚から得た情報を保持する音韻ストアに、新しい 母音音素を 記憶として残す際、調音法だけでなく、各母音の強弱と長短までがリズムとして身に付き、音節区切りの習慣が得られます。　そして 発声という形で顕在化させる 構音リハーサルという、デリケートな作業により、発話に正確さと 滑らかさが生まれるのです。　その後 一つの単語内で 強音節と 弱音節による 母音の長短、強弱が生まれ、波及するように センテンス全体に 高低が行きわたり、英語特有の 強勢拍リズムが 保持されます。』

『英語の発音教授法も 音を最小限の音素まで還元して 音素単位で組み合わせていくと 包括的な系統学習として 成立することを 私も学びました。』

Voice: - 🔗海外留学も視野に入れた 中学生 英会話 - 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『ペンギン・リーダーズの 洋書ペーパーバックの 名作集をリーディング学習に取り入れています。　このシリーズは英語学習者の学習経験に合わせ グレードごとに語彙を制限して編集されているので、色々な 学習法に役立てることができます。　まず 最初に読むときは、音読を心がけます。　目で文字を見て、口を使って発話し、声を耳で聞くと、記憶力や判断力が高まり、構文単位で文章を暗記できるので、英作文で 記憶したセンテンスを応用できるようになります。　また ２度目に読む際は、精読によって 語彙力や文の構造を深く理解し、最終的に文章を吟味する力が 向上します。　リーディングでインプットした情報をもとに、自分が話したり書いたりするアウトプット活動を行うと、新しく得た知識を使おうと意識しながら語彙やセンテンスに触れるので、知識の統合が起こりやすくなるのです。』 と語る 里奈さんは、中学校の英語と アメリカの英語を 分け隔てることなく、実用的な英語情報を 全て知識として吸収する 知的好奇心 旺盛な女の子です。

『３年後の夏休みに カナダでの短期語学研修に参加する予定です。 現地では 学校関係者の方や 同年代の生徒たちと 英語でディスカッションする機会もあるので、今から役立つ 英語表現を今から たくさん覚えるようにしています。 中学校の英語の授業は 単語の配列順や 単語の語尾変化など 英文法の知識を養うことが 中心となりますが、日常英会話では 自分の意見を正確に伝えるための 語彙の豊かさや、構文をたくさん覚えて 英語の処理スピードをアップさせることの方が より大切に思えます。 特に学校では、口語的な イデオム（慣用句）をあまり教えないので、語彙増強用の 情報源を 書物や 音声コンテンツから 選んで 実用化することが大切です。』と里奈さんは 言います。

担当講師は 『"純粋に英語が好き" な里奈さんは 英語学習に対して 内発的動機づけの 強さが 高く、海外ホームステイという 誘因があり、興味が 海外の映画や 小説と どんどん広がります。 長文読解や 聞き取りに 課題を設定して 遂行している点でも 理想の 英語学習サイクルを 自ら作り出していると言えます。 そして 自分で編み出した 学習法により得た 実用的な英語知識は 自由な英作文や、雑談的な英会話の 既存の知識を補完し、学習者視点から整理したユニークなアイデアとして 効果を発しています。』と評価します。

『辞書を使いながら 英語の小説を読んでいますが、英和辞典では 英単語の本質的な意味が分からないこともあります。　早く 先生みたいに 英英辞典を 使いこなしたいです。』と語る 里奈さん - 学校での英語の成績も もちろん優秀です。

Q. 勤務先が北千住駅から徒歩３分の 東京電機大学なのですが、自宅でなく 研究室・教授室への英会話 家庭教師の派遣 は可能でしょうか？

A. はい 可能です。　大学や 教育機関の 研究室での 英会話 個人レッスンを 多く催行していますので、特に問題はございません。